札幌市中央区の産婦人科「ネオクリニック」

完全自由診療の札幌中央区の婦人科。ピル処方/緊急避妊対応

ピルのご説明

マーベロンの効果・副作用・値段

ネオクリニック

こんにちは 札幌の婦人科「ネオクリニック」です。
ここではマーベロンの「効果」「副作用」「価格」について解説致します。
マーベロンで高い避妊効果を得ることができますが、エイズなどのHIV感染や梅毒、林病、クラミジア感染症などの性感染症を予防する効果はありません。このような感染症予防にはコンドームの使用が有効であり、ピルだけでなくコンドームとの併用が望ましいと考えられていることを念頭に読み進めてください。

マーベロンの効果

マーベロンはピルの中では、低用量ピルに分類されています。ピルには高用量、中用量もありますが、現在、ピルといえば、特別な断りがない限り、低用量ピルのことを意味しています。
低用量ピルの「低用量」とは、ピルに入っている卵胞ホルモン量が1錠中50µg未満の場合です。

低用量ピルであることのメリット

ピルには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンが含まれています。
低用量ピルが登場するまでに高用量、中用量ピルで高い避妊効果を得ていました。
しかし、消化器障害(吐気、嘔吐、胃の不調など)や乳がんや子宮がん、血行障害(血栓症)といった副作用が問題になっていました。そこで考えられたのが、卵胞ホルモンの避妊効果を維持できるギリギリの量まで減らした低用量ピルです。
卵胞ホルモンの量が減少したため、副作用の出現もかなり少なくなりました。
それでも、全く副作用がないわけではありません。副作用については後述いたします。

マーベロンの効果

マーベロンの高い避妊効果は、3つの働きが関与しています。
まずは排卵の抑制です。
体内の卵胞ホルモンが減ると、脳から卵胞ホルモンを増やすように卵胞に指令がいくようになっています。その後、卵胞ホルモンが分泌、排卵が行なわれます。
この通常、行なわれているシステム中に卵胞ホルモンをもっているマーベロンが体内に入れば、卵胞ホルモンは減らずに一定量を維持していることになるため、脳は何もしません。
その結果、排卵は行われなくなります。排卵がなければ、卵子は精子と出会うことができないため、受精卵は作られません。

2つ目は子宮内膜の肥厚を抑えることです。卵子と精子が結合してできた受精卵は、厚くなったフカフカのベッドのような子宮内膜に着床するのですが、マーベロンによって子宮内膜の肥厚が抑えられているため、着床はできません。

3つ目。精子は子宮頸管の中を通って卵子と出会いますが、マーベロンは子宮頸管の粘液の性状を変え、子宮頚管の中を精子が通過できないように阻止します。

以上の3つの働きで、マーベロンは高い避妊効果があると考えられています。

次は副作用です。前述しましたようにマーベロンは副作用低減を可能にしたとはいえ、副作用がゼロではありません。
これから説明する副作用を知って、少しでも安全な避妊をめざしましょう。

マーベロンの副作用

臨床試験段階では副作用の報告が25.5%、販売後の調査では24.1%と添付文書に記載されています。
副作用の多い順番に「悪心」「乳房の痛み」「頭痛」「不正性器出血」「嘔吐」「倦怠感」下痢」「胸痛」となっています。

重大な副作用  血栓症

ピルならば、どのピルでも必ず取り上げられるのが血栓症。心臓や脳だけでなく、色々な部位に血栓ができてしまう危険性があります。

外国の疫学調査に、マーベロンの薬効成分の一つであるデソゲストレルは、第二世代(トリキュラーなど)の薬効成分であるレボノルゲストレルよりも静脈血栓症発症の危険率を増加させるという報告があります。
たとえば、静脈血栓症の場合、レボノルゲストレルは1万人中Ⅰ人の発症、一方、デソゲストレルは2人の発症がみられるというデータがあります。
ちなみに、妊娠が原因となる静脈血栓症は、1万人中6人が発症ということです。

そして、血栓症に関連することとしてとりあげたいのが喫煙。
特に35歳以上で1日15本以上、喫煙している方は通常よりも血栓の症状が強く出やすいといわれています。そのため、マーベロンに限らずピルを飲む場合、禁煙が絶対条件です。
また、子宮頚がんや乳がんの発症率も上昇すると示唆されています。

その他に注意したいのが、片頭痛。
片頭痛の前触れに目の前がチカチカ、キラキラするような光が出る場合、マーベロンは禁忌です。
その理由は前触れの症状が出る方は出ない方と比べ、虚血性脳血管障害が出現すると示唆されているためです。だからといって、前触れのない片頭痛は全く心配いらないというわけではなく、添付文書では「慎重投与」となっていますので、片頭痛のある方は医師に申し出ましょう。

マーベロンの価格

マーベロンの価格はクリニックによって多少、異なりますが、大体、2500~3000円が相場です。クリニックの場合は、薬代に初診料(再診料)などが加わります。
また、マーベロンを処方するために必要な検査があれば、それもプラスされます。
クリニックの窓口に支払うお金は自由診療となるため、全額自己負担となりますが、医師の見守りの中で飲むことになるため、安心です。
ネオクリニックでのマーベロンの価格は

マーベロン21 2,500円/1シート
マーベロン28 2,500円/1シート

となっています。

マーベロンに関する情報はこちら

この記事の執筆者

宿田 孝弘

宿田 孝弘 ネオクリニック 院長

ネオクリニック院長の宿田孝弘です。私たちのクリニックはとても小さなクリニックですが皆様にとってのコンビニクリニックになれるように努力しますのでよろしくお願いします。