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コラム

アフターピル服用後に生理周期は変わるの?影響は?アフターピルと生理の関係を徹底解説!

アフターピル服用後に生理周期は変わるの?影響は?アフターピルと生理の関係を徹底解説!

緊急避妊薬「アフターピル(モーニングアフターピル)」。名前だけは知っているという人も多いのではないでしょうか?
望まない妊娠を防ぐために活躍するアフターピルですが、どんな薬なのか、服用することで何が起こるのか?ということはあまり知られていません。

アフターピルで起こる生理の変化についても、あまり知られていないことの1つです。この記事では、アフターピルの基本的な知識や服用後に起こる生理の変化を解説。

これからアフターピルの服用を考えている人や、既にアフターピルを服用した人は、正しい知識を得るためにも是非参考にしてみて下さい。

アフターピルとは

ピルと聞くと経口避妊薬を連想する人が多いですよね。中でもアフターピルは緊急時に活躍する避妊薬。まずはアフターピルが起こす避妊のメカニズムや副作用、処方してもらう方法、注意点など、服用する前に知っておくべき基礎知識を解説します。

アフターピル(緊急避妊薬)ってどんな薬?

アフターピルは、モーニングアフターピルとも呼ばれる緊急避妊を目的として処方されるホルモン剤のことです。世界では広く処方されてきた緊急経口避妊薬の1つですが、日本で承認を受けたのは2011年。これまでの緊急避妊法と比較しても副作用が大幅に抑えられ現在では緊急避妊薬の主流はアフターピルとなっています。
2020年現在、日本で認可が下りているアフターピルは「ノルレボ」とその後発薬(ジェネリック医薬品)である「レボノルゲストレル」のみ。産婦人科や婦人科等の医療機関にて、薬の説明を受けた上で処方されます。

アフターピルは、無防備な性交渉が行われてから72時間以内の服用で高い避妊効果が期待できる緊急経口避妊薬。最近は120時間以内でも高い避妊効果が期待できる「エラ」というアフターピルもあります。

薬の種類によって異なりますが、アフターピルの妊娠阻止率は85%、約8割の確率で避妊に成功すると言われています。一方で、約2割はアフターピルを服用しても妊娠しているということ。避妊効果は100%ではないということも念頭に置いておきましょう。

緊急避妊を行う場面

アフターピルの服用を検討すべき「無防備な性交渉」には以下のようなシチュエーションがあります。

  • 性交渉中にコンドームが破れる、または外れてしまう等のトラブルにより望まない妊娠の可能性がある場合
  • 妊娠を望んでいないにも関わらず、避妊をせずに性交渉を行ってしまった場合
  • 低用量ピル等の経口避妊薬の飲み忘れや、下痢や嘔吐による吸収障害を起こしている最中に、避妊をせず性交渉を行ってしまった場合
  • レイプや性的暴行を受けた場合

望まない妊娠をしてしまった場合の対処法として中絶処置が挙げられますが、女性にとって身体的・精神的・経済的に大きな負担を強いるものです。妊娠を望でいないにも関らず、妊娠の可能性がある場合には躊躇せずアフターピルを活用しましょう。

アフターピルで緊急避妊する仕組み

アフターピルは3つの働きで避妊の効果を発揮します。

効果1 排卵の抑制
効果2 受精の妨害
効果3 受精卵の着床を妨害

一般的に精子の寿命は平均2~3日です。アフターピルは服用後平均5日間、最長約7日間排卵をストップさせる作用があり、精子が子宮に留まっている間排卵を抑制することで受精を妨げる効果が期待できます。

既に排卵してしまっている場合や、排卵の抑制が間に合わない場合は妊娠の可能性が大きくなるでしょう。そこでアフターピルは排卵の抑制と同時に子宮内膜を薄くし、受精卵が着床しにくい環境を作る作用も持ち合わせています。2段構えの避妊作用を持つからこそ、約8割という高い効果が期待できるのです。

アフターピルの副作用について

避妊に効果的な薬と聞くと副作用を心配する人も少なくないでしょう。アフターピルの副作用には、一時的に気分が悪くなる症状や吐き気を催すといったものがありますが長時間継続するものではありません。これらの副作用の発症自体が稀なもので、実際には服用者全体の3.6%程度の発症率です。

排卵を一時的に抑制するだけなので将来的な不妊の心配もなく、避妊が失敗して妊娠してしまった場合も胎児奇形などは報告されていません。アフターピルは比較的副作用の少ない緊急避妊薬と言っても過言ではないでしょう。

アフターピルを処方してもらう方法

アフターピルは薬局等で直接購入することは出来ず、産婦人科や婦人科等の医療機関で医師から直接処方されます。ただし、避妊は病気ではないため保険が効かず自由診療になるので注意しましょう。

多くの場合、内診等もなくアフターピルの説明を受けるだけで処方してもらえます。クリニックの方針によって多少異なりますがアフターピルを正しく利用するため、クリニック内で服用を推奨する場合もあります。

レイプや性的暴行等の理由でアフターピルによる緊急避妊を希望する場合は、警察に届け出ると公費援助で処方を受けられることも。クリニックは警察の指定医療機関に限定されますが、同時に証拠採取なども行って貰えるので、事件性のある場合にはまず警察へ相談しましょう。

アフターピル服用の注意点

アフターピルの服用には以下のような注意点があります。

  • アフターピルの服用で避妊効果は期待できるが、性感染症への対策はできない
  • 服用2時間以内に嘔吐してしまった場合、もう1度1回分のアフターピルを服用する
  • 妊娠中の服用は不可
  • 授乳中は服用できるが、服用した日は24時間授乳を中止する
  • 【結核の薬、てんかんの薬、抗エイズウイルスの薬、セイヨウオトギリソウを含む健康食品、グレープフルーツやその果汁】との併用は禁止

服用してから2時間以内に嘔吐や酷い下痢を起こした場合、アフターピルが正常に吸収されていない可能性があります。避妊効果が働かない可能性があるので、直ぐに改めて処方を受けアフターピルを再度服用しましょう。

アフターピル服用後の生理について

アフターピル後の生理についてはあまり広く知られておらず、服用する際の説明で初めて知るという人が多いでしょう。

アフターピルの処方を受ける際には、妊娠していないか心配でパニックになっていることも珍しくありません。説明を聞き逃して服用後に焦らないためにも、アフターピルを服用することで起こる生理の変化や特徴について事前に知っておくことも大切です。

アフターピル服用後は生理がくるまで妊娠の有無は分からない

アフターピルは100%避妊できる薬ではありません。約8割という高い確率で避妊への効果が期待できるものの、服用しても妊娠の可能性は捨てきれません。

服用後に避妊できているかをすぐに確認する術はなく、生理に似た出血が起こってはじめて妊娠していないという確認ができます。

ただし、経口避妊薬に配合されるホルモンによって不正出血が起こる場合があるので注意が必要です。不正出血を生理と勘違いして、妊娠を発見できず中絶不可能な時期まで胎児が成長してしまうというケースも稀にあります。

見分けるポイントは、不正出血の場合は経血がサラサラしていて、生理の場合は経血がドロドロしているという質感の違い。アフターピル後の生理は特によく観察して、不正出血だけで生理が始まらない場合は妊娠の可能性を疑いましょう。

アフターピル服用後は3週間以内に生理が起こる

普段生理不順な人でも、アフターピル服用後は必ず3週間以内に生理に似た出血が起こります。
アフターピルによって排卵がストップした子宮内では、受精・着床が無かった際に子宮内膜はもう不要であると判断されて排出されます。これがアフターピルの引き起こす生理に似た出血「消退出血」です。
通常の生理も消退出血の一種ですが、出血の原因が違う事を表すために自然な周期で起こる場合を「生理」、ピル等のホルモン剤の作用によって起こる場合を「消退出血」と呼びます。

早い人では服用から2~3日で消退出血が始まり、全体の割合で見ると7日前後から始まる人が多いでしょう。

多くの人が遅くとも2週間以内には消退出血が起こるとされていて、消退出血の有無で妊娠の可能性を判断します。クリニックでも処方の際に3週間以上消退出血が起こらない場合には再度受診するようにすすめられる事が多いです。これは、消退出血が3週間起こらない場合アフターピルによる避妊が失敗していて、妊娠の可能性が高いためだと言えます。

アフターピル服用後の生理(消退出血)の特徴

アフターピル服用後の生理(消退出血)には様々な特徴があり、経血量の変化も大きなポイントの1つです。アフターピルは子宮内膜を薄くする働きがあるため、服用直後の生理(消退出血)では通常よりも経血量が少ない場合が多いでしょう。

出血が起こる時期についても、排卵前や排卵期にアフターピルを服用している場合は通常の生理周期よりも早く生理(消退出血)が起こる場合が多いです。ある程度自分の排卵期を把握している人は、アフターピル服用のタイミングによって普段と違うタイミングで生理(消退出血)が始まることがあることを念頭に置いておくと良いでしょう。

アフターピルに配合されるホルモンの影響によって一時的に生理周期が乱れることはありますが、多くの場合次第に通常の生理周期に戻っていきます。

アフターピル服用後は生理が2回起こる場合も

アフターピルによって止められた卵子は、アフターピルの効果がなくなると再び成長を始めて成熟しきれば排卵が起こります。
そのため排卵前や排卵期にアフターピルを服用すると、消退出血が終わった後に排卵する場合も。消退出血後に排卵が起こると通常の生理周期に合わせて再び生理が始まることもあり、1周期の間にアフターピルによる消退出血と生理がそれぞれ起こります。特に珍しいケースでもないので、2回目に起こる生理は不自然なものではないという事だけ覚えておきましょう。

排卵後にアフターピルを服用した場合、これ以上排卵することがないため消退出血が生理と同時に起こるケースが一般的です。1回でも2回でも消退出血や生理が起きれば避妊が成功したと判断しても良いでしょう。

アフターピル服用から3週間経っても生理がない場合

アフターピルを服用しているにも関わらず、通常の生理周期よりも消退出血や生理が遅れるというケースは滅多にありません。アフターピル服用から3週間経っても消退出血や生理が無い場合には、妊娠を疑い対処しましょう。

妊娠の確認方法は市販されている妊娠検査薬を使って判定する方法と、産婦人科で検査してもらう方法があります。市販されている妊娠検査薬を使う場合、妊娠数週が短く判定が出にくい事を考慮して妊娠反応に敏感なhCG 25IU(25単位)のタイプを選ぶと良いでしょう。

妊娠の可能性が有りながら放置してしまうと、妊娠週数によっては中絶などの処置が難しくなってしまう場合もあります。不安を感じた場合には産婦人科で相談して下さい。

アフターピルの服用後の避妊について

アフターピルを服用した場合、合わせて今後の避妊についても良く考える必要があります。特にコンドームでの避妊に失敗した人や妊娠を望まないのに避妊せずに性交渉を行ってしまった人は、今後自分にどのような避妊方法が合っているのかを良く考える機会にもなるでしょう。

アフターピル服用後は生理があるまで性交渉を控えるのがおすすめ

卵子が成熟しない限り排卵は起こりません。アフターピルはその性質を利用して、卵子細胞の成長を促すホルモンを抑制し、卵子細胞が成熟できない状態にして排卵を防ぐ薬です。
成長の止まった卵子細胞はそのまま残りアフターピルの効果がなくなった後、成長を再開して成熟すると排卵が起こります。

つまりアフターピルを飲んだからといって避妊せずに性交渉を行うと、アフターピルの効果が切れた後に排卵する可能性があるということです。さらに、子宮内で精子が生存していた場合受精・着床の可能性も。当然妊娠が成立してしまう場合もあるでしょう。

コンドームも100%避妊できるという訳ではありません。アフターピルによって避妊が成功したのかを確認するためにも、生理が起こるまで性交渉を控えるのがおすすめです。どうしても無理な場合には、医師と相談の上アフターピル服用翌日から低用量ピルの服用を始める方法もあります。

アフターピルはあくまで緊急時の手段

アフターピルは同じ周期に複数回使っても、効果や副作用などに変わりはありません。しかし、緊急避妊薬という名の通り緊急性のある場合にのみ避妊薬としての服用が推奨されています。

効果や副作用に問題が無いからといって、頻繁な服用は日本では推奨されていないのです。

アフターピルを服用したタイミングで、日常的な避妊方法を見直してみると良いでしょう。自分のライフスタイルに合った避妊方法を選んで、望まない妊娠のないよう対処するのがおすすめです。

アフターピルについて理解しよう

アフターピルについて詳しく解説してきました。特にあまり知られていない、アフターピル後の生理については、妊娠の有無を判断する目安の1つになります。消退出血と不正出血を質感で見分け、生理と消退出血が1周期で2回起こる場合があることも覚えておきましょう。

アフターピルは女性が望まない妊娠を防ぐため、世界中で使用されている緊急避妊方法です。避妊に失敗した場合は迷わず産婦人科や婦人科を受診し、少しでも早くアフターピルの処方を受けましょう。

当院では、緊急避妊をご希望の方へ迅速にアフターピルを処方するため「緊急避妊ホットライン」というサービスを実施しております。緊急避妊の希望がある場合や緊急避妊が必要か否かを相談したい場合など、院長と直接電話相談が可能です。
毎日朝8:00~夜23:00まで電話対応可能ですので、「今すぐ相談したいけれど受付時間が…」という不安を抱える必要もありません。心配事がその場で解決できる、安心いただけるサービスですので、ひとりで悩まずお電話ください。
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この記事の監修者

宿田 孝弘
宿田 孝弘 ネオクリニック 院長

ネオクリニック院長の宿田孝弘です。私たちのクリニックはとても小さなクリニックですが皆様にとってのコンビニクリニックになれるように努力しますのでよろしくお願いします。

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