トリキュラーの値段
こんにちは、札幌の婦人科「ネオクリニック」です。
今回のお話はトリキュラーの値段です。
トリキュラーは飲み続けていく薬ですから、高いか安いか値段が当然ながら、気になりますよね。
健康上のリスクがあっても安いほうがいいからネット販売で、あるいは高くても安全に利用できるほうがいいから病院に行くか、人によって背景や考え方で判断が違います。
非常にむつかしい問題ですが、トリキュラーの値段を「病院か、ネット販売か」という目線で考えていきたいと思います。
トリキュラーの価格
トリキュラーは医師が処方する医療用医薬品ですが、基本的には自由診療で処方されることが多いため、100%自己負担になります。
そこで、まず、通常の保険診療とどう違うかを説明しましょう。
自由診療と保険診療の違い
よく知られているのは、保険診療のほうですね。公的な医療保険の元で診察を受けた場合、保険診療になります。
保険診療は通常、働いている方の場合、全額ではなく3割分を支払います。その代わり、厚生労働省がその疾患への利用を承認した治療法、薬剤でなければいけません。
その一方で、自由診療は100%自己負担ではありますが、厚生労働省が承認していない治療法や薬剤を使うことができます。
未承認の治療法や薬剤を自由に使えるといっても、保険診療と同様に厳格な医療法や医師法に従って治療は行われます。
そこで気になるのが、保険治療や自由診療は何が決め手で分別されるのかということです。
まだ日本では未承認の抗がん剤を使って最先端の医療を受ける、あるいは健康を害したための治療以外(美容整形)を施行する場合、自由診療となります。
避妊は健康を害したための治療ではありませんので、自由診療に分類されています。ちなみに男性型脱毛症(AGA)の治療も自由診療です。
トリキュラーにかかる費用は人によって異なります
トリキュラーは効果だけでなく、安全性も高いということで人気が高い低用量ピルですが、それでも副作用のことを頭に入れ、医師はトリキュラーを処方します。
頻度は不明ですが、低用量ピルの副作用としてよく知られている血栓症は特に注意しなくてはいけません。
医師は問診(過去の病歴や遺伝の有無など)、診察、諸検査を行い、トリキュラーを処方できるかどうかを判断します。
そのため、受診した方の体の状況や過去の病歴によって必要な治療や検査の種類が異なります。Aさんに必要な検査がBさんには不要という場合も少なくありません。
要するに、トリキュラーの値段は2500~3000円相当と考えていても、そこに診察代、検査代がかかるため、人によって病院の窓口で支払うお金は違うと考えておきましょう。
ネット販売(個人輸入)をどう考える?
トリキュラーは医師が取り扱う医薬品であるため、ドラッグストアや薬局で購入することはできません。しかし、ネット販売(個人輸入)でトリキュラーだけでなく医療用医薬品を容易に安く入手できることができるようになりました。
忙しくて、病院に行く時間もない。あるいは少しでも費用を安く抑えた場合、ネット販売は大変便利です。
ただし、専門知識のない人が取り扱うため、健康被害も多く、厚生労働省はときに、警告文を出しています。
参照:厚生労働省HP 「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
個人輸入などで入手した医薬品で健康被害にあった場合、日本の公的制度を受けることができません。
そのため、自己責任という覚悟が必要になってきます。
費用が高くても自分の健康を考え、病院を受診するか、とにかく費用を抑えたいためにネット販売に頼るのか、しっかりと考えて判断しましょう。
ネオクリニックでのトリキュラーの価格
ネオクリニックでのトリキュラーの価格は
トリキュラー | 2,500円/1シート |
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となっています。